妊娠しやすい時期は、排卵の時期と密接に関わっています。
さまざまなチェック方法を組み合わせて排卵のサイクルを知り、
妊娠しやすい時期を調べてみましょう。
婦人体温計と基礎体温表、筆記用具を枕元に置いておきます。
(婦人体温計はいろいろなタイプがあります。自分にあったものを選びましょう。)

朝、目が覚めたら動かずに婦人体温計を舌の下にくわえ、じっとしたまま計測。
(計測時間はお使いの婦人体温計の説明書などから確認してください。)

計測した体温を表に点で記入し、前日の点と直線で結びます。
できるだけ毎日同じ時間に測るようにして、測り忘れた日は線を結びません。
熱が出た、体調を崩したなどの変化もメモしておきます。
生理が始まった日を第1日目とし、次回の生理開始日の前日までを生理周期といいます。基礎体温表は、生理周期ごとに見ます。

一周期の始めと終わりに区切りの縦線を入れて周期内の平均基礎体温を計算し、表内に横線を引くと、一周期が高温相と低温相の2つに分かれるのがわかります。

これを3周期続けると、自分のおおよそのパターンがわかります。
基礎体温の周期を観察すると、低温相から高温相に移る前に、体温がぐんと下がる時期があります。ここから高温相にかけての2~3日の間に排卵が起こるといわれ、 3周期の結果で、妊娠しやすい時期を予測できるようになります。もし、自分のパターンがわからなかったら産婦人科で相談してみましょう。
おりものは普段はサラッとしていますが、排卵日が近づくと粘って伸びる粘液に変わります。清潔な指を子宮の入口付近に挿入して粘液をとり、指で伸ばせるなら、排卵直前か排卵している状態です。
女性の生理周期中に分泌されるさまざまなホルモンのなかで、排卵を引き起こすのが、下垂体から分泌される「黄体形成ホルモン(LH)」。 排卵日予測検査薬は、尿中のLHの濃度上昇を検出し、排卵日を前もって予測する検査薬です。 最も妊娠しやすい時期の排卵日を、約1日前に自分で簡単にチェックすることができます。排卵日予測検査薬は第一類医薬品の取り扱いのあるドラッグストア、薬局等の店頭で購入することができます。詳しくは各店舗へお問い合わせください。
黄体形成ホルモン(LH)は普段から少しだけ分泌されていますが、次回生理予定日の約2週間前になると、一時的に急激な大量分泌があります。これをLHピークといい、この時から約24~36時間以内に排卵が起こります。
女性の体内での卵子の寿命は約1日、精子は約3日ということを考えると、最も妊娠しやすい性交の時期は、LHピークを検出した日とその翌日の2日間。つまり、検査薬の結果が初めて陽性になった日とその翌日ということになります。


排卵日を正確に調べるのって、そんなに大事なことなんですか?

いちばん妊娠しやすい時期は、いつなんでしょう?

基礎体温を測っても、排卵日がわからないんですが…。

排卵日予測検査薬の上手な使いかたを教えてください。
